監修:近畿大学医学部 内科学腫瘍内科部門教授 林秀敏先生
和歌山県立医科大学 呼吸器内科・
腫瘍内科(内科学第三講座)教授 山本信之先生

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ライブリバント®とラズクルーズ®の併用療法について

ライブリバント®とラズクルーズ®の併用療法は、がん遺伝子検査によってEGFR遺伝子の変異が確認された非小細胞肺がん患者さんが対象となります。​

EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺癌

ライブリバント®は、病院で点滴注射で投与されるお薬です。ラズクルーズ®は、ご自身で飲んでいただくお薬です。​

ライブリバント®

  • 点滴注射薬(病院で行います)​
  • 28日目まで:1週間に1回
    (ただし1日目と2日目は連続して投与)
  • 29日目以降:2週間に1回

※初回治療は点滴や点滴後の観察に時間がかかるため入院になる場合もあります。

ライブリバント® ライブリバント®

ラズクルーズ®

  • 経口薬
  • ご自身で服用していただきます
  • 1日1回240mgを毎日服用してください。

ラズクルーズ® ラズクルーズ®

ライブリバント®とラズクルーズ®について​

ライブリバント®は、EGFR阻害とMET阻害の2つの作用をもつ点滴薬です。
がん細胞の表面にあらわれたEGFR(上皮成長因子受容体)とMET(肝細胞増殖因子受容体)とよばれるたんぱく質に作用してがん細胞を増殖させる信号を抑えます。さらに、免疫細胞を引き寄せて、がん細胞を異物と認識させて攻撃させます。

ラズクルーズ®はEGFR阻害の作用をもつ経口薬です。
遺伝子変異をもつEGFRに作用してがん細胞を増殖させる信号を抑えます。

ライブリバント®とラズクルーズ®の併用療法は、
EGFR遺伝子変異陽性の切除不能な進行・再発の非小細胞肺がん」患者さんのための治療方法です。

ライブリバント®とラズクルーズ®について

ライブリバント®とラズクルーズ®について

ライブリバント®とラズクルーズ®の投与に注意が必要な方

以下に当てはまる方は、ライブリバント®とラズクルーズ®の投与にあたって注意が必要となりますので、治療を始める前に医師にお申し出ください。

  • 間質性肺疾患のある方、又は過去に間質性肺疾患のあった方
  • 静脈血栓塞栓症のある方、又は過去に静脈血栓塞栓症のあった方
  • 心不全症状のある方、又は過去に心不全症状のあった方
  • 肝機能障害のある方
  • 妊娠する可能性のある女性の方
  • 妊婦、又は妊娠している可能性のある女性の方
  • 授乳中の女性の方

上記に当てはまる方は、治療を始める前に医師にお伝えください。 上記に当てはまる方は、治療を始める前に医師にお伝えください。

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