監修:和歌山県立医科大学 呼吸器内科・
腫瘍内科(内科学第三講座)教授 山本信之先生

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ライブリバント®とは​
~ライブリバント®による治療

EGFRチロシンキナーゼ阻害剤による治療を行った後、別の治療にきりかえることがあります。
別の治療として「ライブリバント®による治療」が選択された場合、ペメトレキセドとカルボプラチンというお薬(化学療法剤)と一緒に投与することになります。
ライブリバント®も含め、これらのお薬は点滴によって投与されます。

ライブリバント®とは ライブリバント®とは

メモ:ライブリバント®と一緒に使用する化学療法剤
化学療法剤は、がん細胞に取り込まれて直接的もしくは間接的にDNAの合成を阻害することにより、がん細胞の増殖を妨げ、がん細胞を死滅させます。
  • ペメトレキセド:各サイクルの1日目のみ点滴します。
  • カルボプラチン:1~4サイクル目の1日目のみ点滴します。

ライブリバント®による治療が対象となる患者さん

① がん遺伝子検査によってEGFR遺伝子の変異が確認された非小細胞肺がん患者さん

② EGFRチロシンキナーゼ阻害剤(EGFR-TKI)による治療を行ったことがある患者さん

ライブリバント®のはたらき
~がん細胞だけでなく免疫機能にも作用してがん細胞を攻撃します

ライブリバント®はEGFRに作用して、がん細胞を増殖させる信号のスイッチをオフにします。
また、EGFRと同じく、細胞の増殖に関連するMET(肝細胞増殖因子受容体)とよばれるたんぱく質にも作用してがん細胞を増殖させる信号のスイッチをオフにします。
さらに、免疫細胞を引き寄せて、がん細胞を異物と認識させて攻撃させます。

ライブリバント®の働き

ライブリバント®の働き

ライブリバント®の働き

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